チャットボットの費用はいくら?初期費用や月額と選び方のポイント

業務効率化や人件費などのコスト削減にはチャットボットが役立つと聞き、導入を考え始めた方もいるでしょう。

そういった方は、チャットボットの運用にどの程度の費用がかかるのかが気になるのではないでしょうか。

この記事では、チャットボットに掛かる様々な費用・コストについて初期費用や月額など、AIの種類別に詳しく解説していきます。


チャットボットの費用は種類によって変わる?

 

チャットボットの費用について調べる前に、まずはチャットボットの仕組みの違いによる種類を知らなければなりません。

 

チャットボットは大きく分けて2つの種類があり、種類が違うと相場も大きく変わってくるからです。

 

 

シナリオ型のチャットボットとは?

シナリオ型チャットボットは、予め決められたルール(シナリオ)に沿って、返答するチャットボットです。

 

複数の選択肢をユーザーが選んでいくことでユーザーの聞きたいことを特定し、それに対する答えを返すという仕組みが一般的になっています。

 

予め用意されたシナリオ以外のことには対応できませんが、シナリオさえ用意すれば正確な返答ができるので、FAQのような質問と回答が定まっているシーンで利用されています。

AI型のチャットボットとは?

 

AI型チャットボットは文字通り学習機能を持った人工知能を搭載することで、高い対応力を持ったチャットボットです。

 

過去のやり取りを始めとした事例から学習し、より複雑な質問や、様々な種類の質問に対しても対応できるようになります。

 

ECサイトでユーザーごとのおすすめ商品を紹介したり、店舗でサービスを提供するお店の予約管理や、質問項目が増えすぎてシナリオ型では対応しきれなくなったFAQなどでも活用されます。

 

シナリオ型とAI型チャットボットの費用や相場の違い

 

それでは、シナリオ型・AI型それぞれの費用や相場の違いをお伝えしていきます。

 

シナリオ型にかかる費用

 

シンプルで更新や追加もしやすいシナリオ型は、AI型チャットボットより安価な費用で取り入れやすいチャットボットとなっています。

 

シナリオ型の費用は初期費用が10万円程度~、月額は3万円~30万円程度のものが多くあります。

 

簡単な受け答えのみの対応や業務であれば、シナリオ型の方が顧客に分かりやすく伝えることができ、運用側も管理しやすいといえます。

AI型にかかる費用

 

AI型は対応力が高くより広い用途で使えますが、初期費用や学習のための費用がかかるため、シナリオ型よりも高い費用になることが多くなります。

 

AIの質によって初期費用は大きく差がありますが、初期費用は20万円~100万円程度、月額費用も5万~60万円以上と、シナリオ型の倍以上の費用がかかることもあります。

 

また学習データを用意したり、間違った学習をしていないかのメンテナンスなどにも手間やコストがかかるので、コストが高くなっていきます。

 

AI型を活用するメリットとしては、複雑な質問や経験が必要になる業務でもチャットボットで対応可能になることがいえます。しかし学習中は回答が正確なものでなかったり、返答の日本語が適切でなかったりすることもあるため、顧客満足度の低下につながる可能性もあります。

チャットボットの導入~運用にかかる費用一覧

チャットボットを導入し運用するには、導入する際の初期費用と、月額費用がかかります。

しかしそれ以外にも必要となる費用はいくつかあり、それを把握しておかなければ予想外の出費が必要となる事も多いので注意しましょう。

初期費用・導入費用

チャットボットを導入する際に、最初の契約にいくら掛かるかというのが、この初期費用・導入費用です。

 

チャットボットを導入するなら払う必要のある費用ですが、その金額はチャットボットのタイプだけでなく、提供企業によっても変わってきます。

 

特に会社ごとに独自のチャットボットを構築する開発型の場合には、初期費用が高額になる可能性があります。パッケージとして提供するクラウドサービス型のシステムを利用する場合には、金額を抑えることが可能です。

 

契約費用(月額費用・運用費用・更新費)

契約費用がどういうものかは、提供企業ごとに変わります。

初期費用と月額費用をまとめて契約費用と呼んでいる会社もありますし、プランによってチャットボットに機能制限がある場合、どの程度の機能制限で何年・何ヶ月使うかのプランを結ぶ料金が契約費用ということもあります。

 

また初期費用と月額費用は別として、契約期間の更新費を契約費用としている会社もあります。

 

またこの月額費用は最初に契約したらそのまま一定額というわけではなく、稼働した後にどれだけの数のユーザーに対応したか、どの程度高頻度で対応していたかなどによっても、金額が変動することも多いです。

 

そのため、同じ契約期間や利用量での費用をしっかりと比較することが重要になります。

 

月額の基本料はいくらで、どういう条件で変動する可能性があるかは、契約時に確認しておきましょう。

 

学習データ・シナリオ作成費用

 

チャットボットの運用を始める前に、AIが最低限の受け答えをできるように初期学習の資料となるデータを用意したり、シナリオ型ならどういった問にどう答えるかというシナリオを用意する必要があります。

 

これは自前で用意できる場合、学習データやシナリオ作成の費用を削減する事もできますが、AIの学習やシナリオの作成は専門的なノウハウや、シナリオ作成の場合は過不足なく用意することが必要になります。

 

 

デザイン費用

チャットボットのデザインは、ユーザーに親しみやすさを感じてもらうことができるか、興味を引けるかを左右するポイントです。

 

見た目が変わるだけと思う方もいますが、デザイン次第では企業イメージを損ないかねませんし、ユーザーに親しみやすいデザインに変更することで使用率も上がります。チャットボッの効果をより発揮することができる大切なポイントになります。

 

ただし、デザインにこだわりすぎると不具合を起こす恐れもあるので、デザインの変更もベンダー以外禁止としているチャットボットも多くあります。その場合にデザインを変えたいのなら、デザイン費用を払って依頼する必要があります。

 

 

オプション・カスタマイズ費用

チャットボットはデザイン以外にもオプションやカスタマイズを行うことができますが、それらを追加する場合は別途費用が必要になります。

 

オプションにあげられる代表的な機能をご紹介します。

他のシステムとの連携機能

チャットボットは他のシステムと連携させることで、より効果的に利用する事が可能です。

 

例えばECサイトで商品案内をするAI型チャットボットの場合、顧客の属性や過去の購買履歴と言った顧客情報を蓄積したCRMと連携させれば、ニーズに合わせた商品を紹介できる可能性も高くなります。

 

チャットボットの導入目的に対し、すでに他のシステムを使っていた場合なども、連携機能をもっていることが重要になります。

 

SNS連携機能

AI型のチャットボットはSNSと連携させることで、SNS上でユーザーとコミュニケーションを取らせ、ユーザーの購買意欲を刺激するという使い方も可能です。

 

初期の仕様ではSNSと連携できないチャットボットも多く、SNSとの連携は有料オプションとなっていることも少なくありません。

コンサルティング費用

 

チャットボットについての知識に不安がある場合や、目的はあっても目的達成の方法がわからない場合は、専門家によるコンサルティングが必要と感じることがあるかもしれません。

 

無料でアドバイスを行ってくれるベンダーもありますが、コンサルティングは別料金となっているベンダーもあります。

 

費用を抑えたい場合は、無料のコンサルティング・サポートを受けられるかをしっかりと確認する必要があります。

 

自動返信から有人チャットの切り替え

 

チャットボットは比較的対応力が高いAI型であっても、対応可能な質問内容や顧客満足度の限界があります。

 

そのような質問に関しては人が対応を行う必要もでてきますが、自動返信から有人チャットに切り替える機能が搭載されているもの、されていないものがあります。

 

複雑な業務に活用するチャットボットの場合は、完全自動にせず、人との連携を前提に運用することで業務の最適化が可能になるので、有人チャットへの切り替えは有料オプションであっても必要不可欠と言えます。

 

このように有用なオプションもあります。しかし初期段階でなんとなくでオプションを追加しすぎてしまうと、初期費用や月額費用が安いと思い選定したはずが、結果的にコストが上がってしまったということもあるようです。追加することができるかを確認し、利用状況に応じて追加するのも、費用をおさえるために有効な一つの手段と言えます。

チャットボットは自社で作ることもできるが、費用的にかさむことも

チャットボットは多くのテンプレートや土台にある無料のファイルがあるため、調べることで自社内で作る方法もあります。ただし開発にかかる時間やコストを考えると、自社で作ったほうが安くなるとは限りません。

 

特にAI型のチャットボットを開発する場合は、まずは機械学習について理解する必要があり、自社内で開発することは困難になります。対してシナリオ型のチャットボットであれば、プログラミングについてはAI型に比べた場合少なくてもすみますが、シナリオが重要になるためその時間をかける必要性がでてきます。

 

また顧客と直接コミュニケーションを取るチャットボットのため、システムとしての安定性や情報としての正確性が求められます。

 

さらに将来的には、さきほどのオプションのような機能が必要と考えた場合は、自社制作では機能を実装することが難しくなります。

 

そういったことを考えていくと、結果的にチャットボットの会社が出しているサービスを利用することがおすすめになります。

 

費用対効果の高いチャットボットを導入するための3つのポイント

それでは最後に、費用対効果を考えて、チャットボットを選定する場合に考えるべき3つのポイントをご紹介します。

 

①導入目的に適しているのはシナリオ型かAI型か

AI型は対応力や質問・返答の幅でシナリオ型に勝り、より柔軟な対応が可能なので、AI型でなければ自動化が不可能な業務、解決が不可能な課題もあります。

 

しかし導入目的がシンプルであったり、FAQの登録件数がそれほど多くないのなら、シナリオ型でも十分対応可能なケースが多いです。

 

AI型でなければ対応が不可能な現場でシナリオ型を導入しても対応ができなく結果人手が必要になり費用対効果が低くなり、シナリオ型で十分な現場にAI型を導入しても費用が高くなることで費用対効果は低くなります。

 

費用対効果を求めるなら、目的に合わせたチャットボットの種類を選ぶ、選定力が必要になります。

 

1つのチャットボットで複数のサイトに対応できるか

 

多角化などにより1つの企業が複数のサイトを展開していることも増えています。しかしチャットボットは、1つのチャットボットで1サイトのみしか使用できないものもあります。

 

そう言った物を選んでしまうと各チャットボットの一元管理がしにくく、利用状況を始めとした各情報の比較確認を行うにも手間がかかり、人的ミスも起こりやすくなるでしょう。

 

今は1つのサイトしか運用していなくとも、これから別のウェブサイトを展開する可能性があるかたは、1つのチャットボットで複数のサイトに対応できるチャットボットを選んでおくことがおすすめになります。

 

無料トライアルプランが用意されているか

 

チャットボットは、お客さまと直接コミュニケーションをとるツールです。

そして、活用する会社においても業務に直結するツールでもあります。

そのため、しっかりと機能や使い心地を確かめ、お客さまと社内での使い勝手を確かめ、しっかりと検討することが重要になります。

 

最初から導入を決定するのではなく、まず試してみることができる無料や少額のトライアルプランを活用できるチャットボットを選定することが、費用対効果をあげる大切なポイントになります。

 

 

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機能においてもチャットボットと有人チャットへの切り替えや、複数サイトへの対応を行うマルチテナント機能など、業務効率や費用対効果の向上に必須の機能を多数搭載しています。

 

費用対効果の高いチャットボットをお求めなら、是非コラボスまでお問い合わせください。

 

 

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この記事の執筆者

    コラボスブログ編集部

    株式会社コラボスは、2001年に設立。現在、東京・大阪にオフィスを構えており、
    960拠点以上のお客様へクラウドサービスを使ったCTIシステムを提供。
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