アウトバウンドマーケティングとは?インバウンドマーケティングとの違いについて解説
本記事ではアウトバウンドマーケティングにフォーカスし、インバウンドマーケティングとの違いやメリットデメリットなどを踏まえてご紹介していきます。
アウトバウンドマーケティングとは
アウトバウンドマーケティングは、見込み顧客に対して企業からアプローチを行う、マーケティング手法の一つです。例えば、メールやDM、テレビCMやその他メディア媒体などが当てはまります。この方法は、企業からの発信で顧客へ情報を届けるため、プッシュ型のマーケティングといわれています。この手法の特徴は、企業から情報を能動的に与えるので、不特定多数の顧客へアプローチすることが可能な点が挙げられます。その反面、特に興味を持たない層の目にも止まることになるため、ネガティブな印象を与えてしまう可能性もあります。
インバウンドマーケティングとの違い
アウトバウンドマーケティングとは逆に、インバウンドマーケティングも存在します。アウトバウンドマーケティングはプッシュ型と呼ばれていますが、インバウンドマーケティングはプル型のマーケティング手法と呼ばれています。インバウンドマーケティングは企業からの情報提供ではなく、顧客が自ら企業と接点を持ってもらうようなマーケティング手法を取ります。例えばSNSやオウンドメディアなどが挙げられます。近年、スマートフォンなどの普及により、重要度がより高まっている戦略ともいえるでしょう。
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アウトバウンドマーケティングは衰退傾向
近年、インターネットやスマートフォンが普及してきたことによって、手軽に情報を入手できる環境になりました。そのため、アウトバウンドマーケティングは衰退傾向にあるといえます。また、最近はコロナウイルスの流行もあり、対面での商談などを避ける傾向が生まれ、多くの企業がテレワークに移行しました。その結果、アウトバウンドマーケティングの手法の必要である、電話やDMといったものは使うことができなくなり、効果も薄れてしまっています。流行が収まったあとも、工数削減などの観点からテレワークを推奨する企業も増えており、引き続き衰退傾向にあることが考えられます。
アウトバウンドマーケティングのメリット
衰退傾向にあるアウトバウンドマーケティングですが、この手法におけるメリットも存在します。ここでは、4つのメリットをご紹介していきます。
不特定多数にアピールできる
アウトバウンドマーケティングは企業側から情報を展開するため、受け取り手の意思に関係なく、不特定多数の顧客にアピールすることができます。ただし、狙ったターゲットへのアピールにはならない可能性があるため、潜在層や見込み顧客に届いていない可能性もあります。そのため、この手法を取る場合は、幅広いターゲットからの注目を受ける必要がある企業向けの手法といえるでしょう。
即効性がある
アウトバウンドマーケティングは、お客様のコンタクトを待つわけではなく基本的にこちらから積極的に情報を展開していくため、うまくいけば収益増加を実感するまでの時間も、そこまで時間をかけずに効果を実感することができるでしょう。
人目につきやすい
アウトバウンドマーケティングではテレビCMや広告など、各メディア媒体を使用して行う手法であるため、人目につきやすいというメリットがあります。多くの顧客の目に留まるため、サービスや商品の認知度向上や幅広い層をターゲットとしているサービスにはもってこいの手法といえるでしょう。
投資収益率の予測が立てやすい
アウトバウンドマーケティングは広いターゲット層を狙ってアプローチをかけていくため、投資収益率の予測が立てやすいということもメリットの一つです。予測が立てやすい施策のほうが、企業戦略を練る上でやりやすいという考え方もあるかもしれません。
アウトバウンドマーケティングのデメリット
アウトバウンドマーケティングのメリットをご説明しましたが、その反面、デメリットも存在します。ここではアウトバウンドマーケティングのデメリットについてご説明していきます。
顧客の選別が難しい
アウトバウンドマーケティングは、その特性上、不特定多数の顧客に対して情報を展開するため、特定の顧客やターゲットを絞って情報発信することが難しい部分がデメリットとして挙げられます。顧客の選別ができないため、対象の商品やサービスに興味のない顧客層にも情報を展開することとなり、よりマイナスなイメージを植え付けてしまう可能性もあります。
コストがかかる
アウトバウンドマーケティングは、テレビCMや広告なども含むため、かなりのコストがかかることが予想されます。制作費や放映費なども発生するため、新しくサービスをリリースするタイミングなどのピンポイントで行うか、長期的にアプローチを行う場合は、十分な予算を組んでおく必要があります。
効果があるのは露出期間のみ
また、先に述べたように膨大な費用が掛かることから、半永久的にアプローチし続けることは難しいため、効果が見込めるのは露出している期間のみ(予算が許される限り)となります。そのため、アプローチを終了した後は効果を見込むことが難しくなるため、集中的なアプローチでしか活用できないことも、商品やサービスによってはデメリットと言えるでしょう。
消費者の拒否感を生みやすい
企業側から情報を提供する手法のため、一方的にテレビCMや広告が流れてくるようになるため、繰り返し同じCMが流れたり、自身の興味のない広告が流れることで、顧客からの拒否感情を生んでしまう可能性もあります。広告を流す期間や、タイミング、見せ方や内容などは十分に検討する必要があります。
アウトバウンドマーケティングのことならコラボスへ
アウトバウンドを行うための電話ツールやCRMシステムもコラボスであればご提供可能です。顧客情報を管理できるツールGROWCE(グロース)や電話ツールのVLOOM(ヴルーム)など、幅広いサービスをご提案可能ですので、お困りごとがございましたら是非一度お問い合わせください。
まとめ
近年、衰退傾向にあるアウトバウンドマーケティングではありますが、実施することによるメリットも存在します。自社の顧客ターゲットや、どのようなサービス、商品を展開していきたいかなどを改めて見直し、そこにあったマーケティング手法を取り入れていくことが最も効率的かつ、効果が得られる手法といえるでしょう。
この記事の執筆者
コラボスブログ編集部
株式会社コラボスは、2001年に設立。現在、東京・大阪にオフィスを構えており、
960拠点以上のお客様へクラウドサービスを使ったCTIシステムを提供。
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