CTIの費用相場はいくら?導入、運用費用を徹底分析
CTIシステムの導入やリプレイスをお考えの場合、お見積もりを数社取ってから比較検討する企業が多いとは思います。ですが、どういった部分を比較すればいいか、いまいちわかりにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、CTIの基礎知識から、CTIシステムの見積もりを出すときの4つのポイントをご紹介いたします。
CTIの費用見積もりを出す前に知っておきたい基礎知識
CTIシステムの見積もりを出す前に、まずはCTIについての基本的な情報をお伝えいたします。種類によって大きく金額も変わりますので、知識をつけておくことが重要です。
- CTIの機能
- オンプレミス型とクラウド型の違い
1つずつ紹介していきます。
CTIの機能
CTIは、PBXやファックス、メールなどのチャネルを全てまとめる役割を持つシステムのことです。
CTIの機能として主なものを挙げると、
- ポップアップ機能
- IVR
- ACD
などが挙げられます。
CRMと紐づけることで、かかってきた番号から顧客情報をPCの画面上にポップアップさせる機能や、音声自動案内機能(IVR)で顧客のたらい回しを防止することや、着信振り分け機能(ACD)でオペレーターの熟練度によって着信を振り分けることなど、コールセンターに必要な機能を便利に使うことができます。
オンプレミス型とクラウド型の違い
CTIには、オンプレミス型とクラウド型の2種類があります。
オンプレミス型は自社に合ったCTIを構築し、サーバーを社内に置く形で導入する方法です。対してクラウド型は、すでにあるサーバーをインターネットでつなぎ利用するため、社内にサーバーを置かずに導入する方法です。
オンプレミス型はサーバー購入費や保守管理費などで費用がかかる点がデメリットですが、セキュリティ面が強固なのがメリットです。
クラウド型はサーバーを購入しないため、低価格・低納期で導入が可能です。また、増席や拠点移動も容易です。オンプレミス型と比較するとセキュリティ面は劣りますが、セキュリティ対策も進んでいますので、今では地方銀行などでも使われています。
CTIシステムにかかる費用相場
それでは、CTIシステム費用相場をご紹介します。CTIシステムは、導入費用とランニングコストの2つがかかることが一般的ですので、それぞれご説明します。
導入費用
オンプレミス型
オンプレミス型はサーバーの買取費用がかかるため、小規模のものでも50万円から数百万円、規模によっては1億円以上かかる場合があります。
もちろん会社によって違いはありますので、一概には言えませんが、オンプレミス型のCTIは莫大な費用がかかることが多いです。
クラウド型
クラウド型のCTIはサーバーを購入しなくても良いので、小規模なものは1万円程度、高くても50万円程度から導入が可能なことが多いです。
規模によって違いはありますし、PBXとセットになっているものもありますので、確認が必要です。
ランニングコスト
オンプレミス型
一般的にオンプレミス型は買い切りのようでランニングコストがかからないと思われがちですが、保守費用として月額または年間で費用がかかります。保守費用は初期費用の5%~20%ほどです。
クラウド型
クラウド型CTIは、サーバーを利用するための利用料がランニングコストとしてかかります。費用は席数や、同時通話数、ID数などで変わったり、固定である場合もあります。
席数で決めている場合は、1席数万円程度であることが多いです。
CTIシステムの費用と合わせて確認したい4つのポイント
CTIシステムの見積もりを出す際のポイントはもちろん費用だけではないでしょう。
導入後の失敗を防ぐために、見積もりの際に確認しておきたい4つのポイントをご紹介します。
- システムの構築にどれくらいかかるのか
- 他システムとの連携は可能か
- サポート体制はしっかりしているか
- 保守管理費用やバージョンアップ費用はかかるか
1つずつ詳しく解説していきます。
システムの構築にどれくらいかかるのか
導入するまでにどのくらいの期間かかるのかも重要なポイントです。新規でコールセンターを立ち上げる場合ももちろん、リプレイスの場合でもすぐに移行できるかは重要になってきます。
オンプレミス型はサーバー構築の期間がかかりますので、3ヵ月から半年以上かかってしまうものもあります。
対して、クラウド型はサーバー構築の期間は少なく、数週間ほどで導入が完了することが多いです。短納期でスムーズに移行したいという場合はクラウド型が圧倒的におすすめになります。
他システムとの連携は可能か
CTIは、ほかのシステムと連携させて初めて十分な効果を発揮できるものですので、スムーズな連携が可能かどうかも重要なポイントです。
ポップアップ機能のみを重要視して導入をしても、現場ではメールやファックスとの連携が重要だった、ということがないように、現状の課題をしっかりと洗い出し、どのチャネルを一元化できると効率化につながるのかをしっかりと把握しておくことが必要です。
また、ベンダーによってはさまざまなシステムを提供していますので、CTIシステムもほかのシステムのベンダーと合わせることでスムーズな連携ができるようになるでしょう。
サポート体制はしっかりしているか
システムをいざ導入したあとに、「使い方がわからない」「連携方法がわからない」ということがある場合に、サポートが別途有料になってしまう可能性もあります。
CTIシステムは導入して終わりではなく、その後に活用していくことが必要になります。
トラブル発生時のサポート体制はもちろん、小さな疑問に対応してくれる業者を選ぶことが大切です。
保守管理費用やバージョンアップ費用はかかるか
見積もりを出すときには、初期費用やランニングコストに目が行ってしまいがちですが、導入後の保守管理費用やバージョンアップのための費用が別途でかかったりすることがあります。そういった費用も見積もりの中に入っているかどうかを確認しておきましょう。
また、見積もりがわかりにくい業者にも注意が必要です。導入前に、導入費用とランニングコスト以外にかかる金額をしっかりと把握しておきましょう。
CTIの費用を抑えるならコラボス
コラボスでは、PBXとCTIのセットになった「COLLABOS PHONE」をご提供しております。
また、コラボスが提供するCRMシステム「COLLABOS CRM」との組み合わせでは、スムーズな連携が可能になりますので、同時に導入することもおすすめします。
「COLLABOS PHONE」は、クラウド型のCTIシステムで、コールセンターに重要な機能を全て含んでおります。また、自社で必要な機能をカスタマイズすることもできますので、CTIの導入やリプレイスをお考えの方は、ぜひ一度コラボスまでお問い合わせください。
まとめ
CTI(Computer Telephony Integration)システムの導入前に知っておくべき基礎知識を解説しました。
CTIにはオンプレミス型とクラウド型があり、それぞれの費用相場やランニングコストの違いがあります。オンプレミス型は初期導入費用が高い一方で、クラウド型は月額料金がかかりつつも初期コストを抑えられます。費用を抑えるためには、システムの構築コスト、他システムとの連携、サポート体制、保守管理費用などを考慮することが重要です。
この記事の執筆者
コラボスブログ編集部
株式会社コラボスは、2001年に設立。現在、東京・大阪にオフィスを構えており、
960拠点以上のお客様へクラウドサービスを使ったCTIシステムを提供。
本ブログ記事サイトでは、様々なニーズを抱えたお客様のお役に立てるような情報を日々発信。
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