データ活用とは何か簡単に解説!メリット・デメリットや活用事例をご紹介

ビジネスを行っていくうえで欠かせない「データ活用」。本記事では、データ活用を行っていくうえでのメリット・デメリットなども含め、簡単に解説していきます。

データ活用とは?

データ活用とは読んで字のごとく、「企業が保持・収集したデータをビジネスに生かすこと」です。データ活用という言葉は難しく聞こえますが、まずは身近なところから実施するとよいでしょう。
例えば、コールセンターを例にあげますと、1日にどのくらい電話がとれていないかを確認し、その量に応じてシフトの人数を増やす、ということも立派なデータ活用です。

データ活用の現状

では、実際にデータ活用に取り組んでいる企業はどのくらいあるのでしょうか。
総務省の調査によると、どこかの領域においてデータ活用を実施している企業の割合は、全体で70%程度となっています。そのうち、大企業では90%程度、中小企業では55%程度となっています。
現代社会において、非常に多くの企業がデータ活用を実施してビジネスをしているということになります。

参考:総務省報告データ

データ分析との違い

似た言葉に、「データ分析」という言葉があります。では、「データ活用」と「データ分析」の違いについて解説していきましょう。
「データ活用」は、先般説明しましたが、「企業が保持・収集したデータをビジネスに生かすこと」です。ビジネスに活用するためには、生のデータをそのまま使うことはできません。ある程度、分析が必要でしょう。それが「データ分析」です。

データ活用の関連用語

ここからは、データ活用の関連用語について解説します。

①データドリブン

1つ目に、「データドリブン」です。英語で記載すると、「Data Driven」です。
KKD(勘・経験・度胸)に頼るのではなく、データの分析結果からビジネス戦略をたてることです。
データドリブンが注目されている理由は、消費者の行動の多様化により、勘だけでの判断では予想がつかないことがあるからです。

②ビッグデータ

2つ目に、「ビッグデータ」です。色々な種類のデータの集合体のことを意味します。
一般的には、以下の3つのうちいづれの特徴がある情報のことを示します。
1:Volume(量)
2:Variety(種類)
3:Velocity(速度)

③IoT

3つ目に、「IoT」読み方は「アイオーティー」です。英語表記にすると、「Internet of Things」です。
今まで、インターネットを通じて、サーバに接続されていなかった様々なものを、接続し、相互に情報交換をする仕組みです。機器の操作を遠隔で行うようなことが例にあげられます。

データ活用の具体的な事例

データ活用の具体的な事例を、一例ご紹介させていただきます。
コラボスには、「Golden List」というデータ分析のサービスのご用意がございます。GoldenListを活用した、データ分析の例をご紹介させていただきます。

データ活用のデータの種類

「データ」と一言に言っても、色々なデータがあります。次はデータの種類について解説していきます。

社内データ

社内に蓄積されているデータには下記のようなものがあります。
・売上データ
・顧客データ
・人事データ
・サービスに関するデータ
・社外打ち合わせ時のレポートデータ

社外データ

社外に存在するデータには下記のようなものがあります。
・国や地域が公開するデータ
・SNS上のデータ
・インターネット上のデータ

企業で使用されるデータの種類【目的別】

企業に使用されているデータの種類について解説します。総務省の調査より、大企業がよく利用しているデータをピックアップします。
・顧客データ
・電子メール
・アクセスログ
・経理データ
・業務日誌データ
・Eコマースにおける販売記録データ

では、これらのデータがどのような場面で利用されるのか、解説します。

参考:総務省報告データ

顧客データ

1つ目に、顧客データです。このデータはほとんどの企業が保持していると考えられます。
例えば、コラボスのようなSaas型のサービスであれば、毎月利用していただいている企業のデータがあります。会社の規模(従業員数など)、業種、本社の場所等。これらを分析し、顧客の特性を大まかに掴みます。その結果、東京に本社を構えている企業が顧客に多い、ということがわかれば、新規開拓の際は東京に本社を構えている企業への営業を特にかけることで、無作為に営業をするよりも顧客となる確率があがるでしょう。

電子メール

2つ目に、電子メールです。ビジネスにおいて、ほとんどの人が1人1つメールアドレスをもっており、メールという文化はこの先チャットがさらに主流になったとしても無くならないでしょう。企業によっては、名刺管理アプリを導入し、その個人データを特定の条件でしぼって、メールマガジンを送る、DMを送る、など実施しています。

アクセスログ

3つ目に、アクセスログです。
例えば、自社のホームページやサービスサイトを閲覧した人がどこをクリックしているのか、どこまでスクロールしているのかを、ヒートマップツールを利用することで確認ができます。その結果をもとに、よくクリックされる部分にサービスの問合せへの動線を作るなどすると、問合せ率があがるでしょう。

データ活用で得られるメリット

データ活用を実施すると、どんないいことがあるのでしょう。解説していきます。

現状把握ができる

1つ目に、現状把握が挙げられます。データ活用のためには、まずデータの収集をしてから、分析を実施します。分析後に、現状が見えてくるはずです。今までは、なんとなく感覚で感じていた顧客の特性がしっかりとみえてくるかもしれません。

根拠をもって施策を遂行できる

2つ目に、根拠をもって施策を遂行できることです。データ分析の結果、〇〇ということがいえたため、△△というった施策を実施することで、売上が上がります。といった裏付けがしっかりとしたことが言えます。

データ活用のデメリットや課題

データ活用のデメリットについて解説します。

データ分析のノウハウを知っている人が社内に必要

自社でデータ分析、データ活用をしようとした場合、どんなデータを収集し、どのように解析して、活用するかというノウハウを持った人がいないとうまくいきません。そういった仕事をする人は「データサイエンティスト」と呼ばれますが、社内に1人雇うというのは金銭的にも厳しい場合が多いです。

生産性を上げるならコラボスにお任せ

データ活用の重要性について解説してきました。データ分析ができるサービスを当社のでもご用意しておりす。
■Golden List
顧客データをインポートするだけで、顧客別に電話がつながりやすい曜日や時間帯、商品の購入見込み率を解析・予測した「見込み度つきリスト」を生成します。
今まで、SVや管理者の「勘」で実施していた作業を分析結果をもとに実施することで、根拠のある施策となり、より結果がでる可能性があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はデータ活用について解説してきました。
なんとなく、勘で実施してきたことが、顧客の行動の多様化などによって、通用しなくなってくることがあります。とはいえ、データ分析には専門の知識が必要であり、素人が簡単にできるものではありません。ツールの活用や、知識を持った人材の採用などを通して、少しずつ進めていくとよいでしょう。

この記事の執筆者

    コラボスブログ編集部

    株式会社コラボスは、2001年に設立。現在、東京・大阪にオフィスを構えており、
    960拠点以上のお客様へクラウドサービスを使ったCTIシステムを提供。
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